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2019/07/24更新
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| デザイン コンセプト |
私は日本列島が「龍」に似ていると云う風説を、中国に駐在中に中国人運転者から聞きました。 その時、正にこの話は「奇貨居くべし」と心にとどめ置きました。 |
| デザインが 生まれた背景 |
私は若いころからアメリカ、東南アジアを駆け巡りながら雑貨を中心としたデザイン活動を行ってきました。 近年は中国に駐在事務所を設立して(現在は閉鎖しています)現地の、一般の人々とも親しく接してきました。 そして、日本の外側から日本を見るという機会にも恵まれました。 では、例えばそのような一般の中国人はどのようなイメージを日本に抱いているのでしょうか。 いろいろありますが、印象深い一つは日本は、日本列島の形からして龍の国だということです。 ずいぶん以前から(もちろん日本地図を意識して以降)そう思われている様です。 私が中国で仕事をしている頃、農民出身の運転手からその話を聞きました。 内部からでは自分自身が分かりにくく、外部からの方が的確に特徴を捕えることが出来るという、いい例かもしれません。 それでは中国、ひいては東南アジアの国々にとって龍とは何でしょうか? 龍は王、皇帝の上に位置する恐れ多い物の象徴です。 最も恐くて、尊敬に値する、すべての物事の上に存在するのが龍です。 たとえば最近中国で、軽蔑の意味を含めて日本のことを”小日本”などと呼んでいるようですが、それはもしかしたら龍の国に住んでいる者に対して、うらやましさからくる反動的な言葉でそう呼んでいるのかもしれません。 中国人は知っています。彼らが言っています。「中国人は一人ひとりが龍だが、大勢集まれば鶏だ!(地図を見ればわかる)それに比べて日本人は、一人ひとりは、蟻だが大勢集まれば龍になる!」 本心は少なからず、その龍に似た形の国に住んでいる日本人に対しては”畏敬の念”をいだいていると推測されます。 そこで、龍の国に住む日本人は”龍の国の民”なのだと背筋をのばして、周りの言動に一喜一憂せずに、本来の自信を取り戻すことが一番大切ではないでしょうか。 その気持ちを表すのに「百分は一見にしかず」「一目瞭然」という言葉がある様にビジュアル的に、視覚的に表現するのが一番効果的ではないかと日本列島を龍の形にデザイン化することを思い付きました。 そして生まれたのがこの【龍国日本】のパターンです。 |
| デザイン意図 | 龍(ドラゴン)は、上記にて述べましたが東洋においては畏敬の象徴であるほか、”昇竜”とか呼ばれて、 開運、運気が上がる、精気盛んな勢いの有るものの象徴ともされています。 幸いにもこの日本列島の龍の形は頭が上で右肩上がりの格好をしています。 風水学的にも最高の形らしいですよ!! 縁起がいいことの象徴としても活用の場があるのではないかと思われます。 そして、拙著「龍国日本」のなかで最後に締めくくっていますように、日本人一人ひとりが「龍の心」を持って、それを日々日常の取捨選択、または大事な時の最後の判断基準にしていただければと思います。 |